2年程前に植物油について、ブログに記載しましたが、最近ご質問も多いので、少し訂正して、再掲載しますね。
体で合成されない、不飽和脂肪酸は植物から摂取します。不飽和脂肪酸はn-3系(αリノレン酸)、n-6系(リノール酸)、n-9系(リノレン酸)
があります。nの代わりにオメガと表示される事も多いです。
αリノレン酸は、悪玉コレステロールを除去し、癌やアレルギー予防等で注目されています。柔らかく、柔軟な細胞を作るのに、必要です。身体の重金属と結合して排出するとも言われてます。廃毒とアンチエイジングになります。
日本人が不足しがちな油ですから、努めて摂取したいものです。アメリカやフランスではオメガ3含有とパッケージに表示される程の注目度です。
リノール酸は日本人は過剰摂取が問題になっています。
過剰摂取は発癌、アレルギーを引き起こす等の問題がありますが、不足すると、細胞を維持出来なくなりますが、よほどの偏食や拒食症でないかぎり不足は無いです。
ご飯2杯半で必要量を賄えます。
ひまわり油、紅花油、コーン油は、リノール酸が多い油です。
オレイン酸は血液をサラサラにしたり、アンチエイジング等に良いと言われていますが、私個人としては、可も無く不可も無い油だと思いますが、ビタミンEが多い点で、アンチエイジングに良いとは思います。
グリーンナッツはαリノレン酸50%、リノール酸33%、オレイン酸8%
加熱でも生食でも大丈夫ですが、
天ぷらなどの揚げ物は不向きです。
アマニ油はαリノレン酸57%、リノール酸13%、オレイン酸21%
生食のみ。
菜種油はαリノレン酸8~10%、リノール酸20%、オレイン酸60%
純正菜種(色が茶色)は加熱のみ生食不可。
一番搾りの菜種サラダ油は加熱でも生食でも大丈夫です。
こうしてみれば、私達の主張する、n-3とn-6のバランス1対4に理想的な油は、菜種油なんですね。しかし、ゴマ油を使ったり、ご飯食なので、6が優先になるので、3をたっぷり摂取する必要があります。
3の過剰摂取についての心配はありませんから、御安心下さい。
料理人としては、菜種油のみでは、味が単調になりますから、胡麻油や、グリーンナッツ油、あまに油をバランス良く使うようにしてます。
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